ビールの種類:ラガーとエール 〜最低限知っておきたいポイント〜
ビールの種類は大きく分けて2つ。
上面発酵(ラガー)と下面発酵(エール)。
日本では少し前まで、大手ビールメーカー各社が出している所謂「ビール」はラガービール、その中でもピルスナーという種類のほぼ一択でした。多くの人は、それが数百ある種類のうちのたった一つだなんて知らなかったのではないでしょうか。
しかし近年のクラフトビールブームもあり、エールビールも選択肢が増えてきていますね。大手メーカーも昨年から少しずつ種類を出荷してきていて、コンビニやスーパーでも見かけるようになりました。
でもそもそも違いは何?と以前思ったので、ごくごく簡単にまとめてみました。特に最近は女性の間でも、エールなら飲みやすいと広まっているようで、ビール好き女子も増えているような気がします。下記だけでも覚えておけば、おっさん同士の会話だけでなく、デートや女子会などで良いネタになるんじゃないでしょうか。
上面発酵(ラガー)
- 歴史: 水の代わりにゴクゴクと飲むものとして発達。
- 製法: 10℃前後、1週間程度で、ビール酵母が液面の下で発酵。
- 味: すっきりしており、どんな料理にも合わせやすい。
- 飲み方: キンキンに冷やして。
- 例: ピルスナー、デュンケル(黒ビール)、ウィンナー
下面発酵(エール)
- 歴史: ワインの代わりに味を楽しんで飲むものとして発達。
- 製法: 20℃前後、4日程度で、ビール酵母が液面の上部で発酵。
- 味: ワインのように、料理によって合うビールが異なる。
- 飲み方: あまり冷やさず。
- 例: ペールエール、IPA、ヴァイツェン、スタウト、ケルシュ、
※写真のシメイ・ブルーはトラピストという種類で、ベルギーなどの修道院で醸造されているベルジャンエールです。アルコール度数高め、味も濃い。